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入社前にタイピング速度を上げよう

イテレイティブの平瀬です。
IT企業に入社が決まった方々、おめでとうございます!
直接的な関わりがどれだけあるかわかりませんが、どこかで必ず影響しあっているものです。共によい世界を作っていきましょう!
このエントリではIT企業に入社する前に「タイピング速度を上げる」必要性とやり方について説明します。

見出し

IT企業に内定したら何をする?

最近はIT業界の間口が広がってきていて、プログラミング未経験者の採用がかなり増えています。弊社の内定者もプログラミング未経験者が多いです。

採用活動をしていくなかで、未経験者からよく聞かれるのは、「入社前に何をしておけばよいですか?」というものです。
本人の考えを逆に聞くと、大抵の方が「情報処理技術者試験の勉強をしようと思っているのですが。」と答えます。

基本情報技術者試験は、会社的に取得の推奨が行われている事が多く、資格手当などがあるので、早めに勉強するに越した事はありません。
ただし、実務においてすぐに勉強した内容が生かせる資格ではないので、春の受験が求められていない場合には必須ではありません。それよりも重要なのは、タイピング速度を上げることです。

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なぜ、タイピング速度を上げる必要があるのか

現在では、タイピングの早さがあらゆる仕事で武器になります。特にIT企業はそれが顕著です。

理由としては次の3つが挙げられます。

  1. 情報を残す速度を高められる
  2. 仕事では手書きが減って電子化が進んでいる
  3. 学習効率の低下を防ぐ

1.情報を残す速度を高められる

手書きで記述するよりも、タイピングで記述する方が、早く記すことができます。手書きは字の画数などに依存しますが、タイピングは1文字あたりキーを1回か2回押すだけで記せるためです。

また、修正する上でもタイピングの方が有利です。手書きだと修正箇所を消しゴムで消して、再度記述する必要があります。

更に、修正箇所の文字数を増やさないといけない場合は、その後の文字列も全部消して、再度記述しなければならないなど、修正する労力がかかります。タイピングであれば、このような手間は一切かかりません。
タイピング

2.仕事では手書きが減って電子化が進んでいる

現在の仕事では手書きで情報を残すことがかなり減っています。
私も手書きを求められるのは、申込書類や契約書のサイン程度で、それ以外はほぼ全て電子データです。

電子データの殆どが文字の情報なので、タイピングの速度が、仕事の速度に直結します。
入社直後の研修では「日報」の提出が求められるでしょう。
これについても、弊社を含めてほとんどの場合が電子データでの提出になります。
「この人材は頭はいいんだけど、資料の作成は遅いな。」と思われたら、本当に損ですよね。

3.学習効率の低下を防ぐ

人は基本的にひとつのことしか考えられません。
例えば、「プログラミングのことを考えながら、キーの位置を探す」なんてことを効率的にできないのです。
私は初めてプログラミングをした際に、キーの場所を探すのが苦痛で何度も挫折しそうになった経験があります。

タイピングが遅いと、演習問題などで後れを取ってしまい、途中で諦めてしまう要因にもなりえるのです。

タイピング速度を上げる方法

タイピング速度を上げるうえで最も有効なのは、タッチタイピングやブラインドタッチと呼ばれる、キーボードを一切見ずに入力する方法をマスターするものです。
「キーボードを一切見ずに」という点は、最初は入社前までに出来なくても問題ありません。
キーボードを見てもよいので、最低でも秒間3キー以上を入力できるようにしましょう。

タイピング速度を上げる5つのコツお伝えしましょう。

  • ホームポジションを守って決められた指で押下する
  • 楽しく毎日練習する
  • 特殊なキーボードを使わない
  • 我流を早く断ち切る
  • Caps Lockを使わない

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ホームポジションを守って決められた指で押下する

キーボードの「Fキー」と「Jキー」は出っ張りがあって、見なくても指で触ってわかると思います。
この出っ張りがキーを押さない時に人差し指を当てておく場所と決められていて、そこを基準に他の指をひとつずつ他のキーに置いておきます。
例えば、「Dキー」には中指、「Sキー」には薬指などのようにです。

必ず文字を入力する際に、このホームポジションを守ります。
私は最初にタッチタイピングをマスターしようとした際に、これをしっかり守らなかったことで、マスターに時間をかけてしまいました。
騙されたと思って、守ってみてください。
ホームポジションを守ったうえで、キー入力は決められた指で押下する訓練をしなければなりません。
例えば、「Uキー」は右人差し指、「Iキー」は右中指などです。

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楽しく毎日練習する

タッチタイピングは指先の感覚としてマスターするものなので、毎日決まった時間を練習に充てることで身に付けられます。
大体30分くらい毎日練習していれば、半月程度でタッチタイピングの成果が出てくるはずです。

毎日楽しく練習するために、ゲーム形式のものを利用するとよいでしょう。
ただし、何でも良いわけではありません。

マスターするためには、下記の機能があるゲームである必要があります。

  • 画面にキーボードの配列が表示されていて、次のキーが強調されること
  • 画面に指が表示されていて、次のキーを押下する指が強調されること

これら機能が無いゲームは初心者が利用しても上達できません。必ず搭載されているゲームを選んでください。

我流を早く断ち切る

タイピングの高速化を阻害するのは、我流で身に付けてしまった癖です。
一度悪い癖をつけてしまうと、それを打ち消すための時間が必要になります。
つまり、あまり経験がないうちに正しいタッチタイピングを身に付ける必要があるのです。
面倒くさいと思わずに、とにかく最初にマスターしてください。

特殊なキーボードを使わない

仕事で使用するPCは会社から支給されます。
使い慣れたキーボードを持ち込むことが禁止されていることがほとんどです。
そのため、一般的なキーボードになれておく必要があります。
支給されるPCがMACであることがわかっている場合を除き、Windows用の日本語109キーボードで練習しましょう。

Caps Lockを使わない

IT業界で働く人の多くは、大文字の入力をする際に、Caps Lockを使いません。理由は意図せずCaps LockをONのままになっていて、誤操作をしてしまう可能性があるためです。

よくある話が、Caps Lockがかかったまま、何度もパスワード入力を間違えてしまい、ユーザアカウントがロックされてしまうトラブルです。
業務でユーザアカウントがロックされると、全く仕事が出来なくなるうえ、アカウントロックの解除を管理者に依頼するなど、大きな問題となります。
ですから、Caps Lockを使っている人は少ないのです。

Shiftキーを押しながらキーを打つことに慣れてください。

お勧めのタイピングソフト 3選

それでは、私のおすすめのタイピングソフトをお伝えします。

e-typing

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最初は丁寧に作られた日本語のサイトで学習しましょう。
このサイトでは日本語の「ローマ字タイピング」、「英語タイピング」および「かなタイピング」が用意されています。

また、会員登録すると、カルテが表示されるなど、日本のサイトならではの丁寧な作りになっています。
まずは、ここで、ローマ字タイピング を徹底的にマスターしてください。
※私のPCではFirefoxで動作せず、Chromeで動作しました。

myTyping(プログラミングタイピング)

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英数字が入力できるようになったら、プログラミングで使用する記号もマスターしましょう。
「プログラミングタイピング」では、プログラムで実際に書かれる文を入力するゲームです。
問題数が少ないので、ちょっと物足りないかもしれませんが、まずは、この問題をスムーズに入力できるようにしましょう。

Typing.lk

WS000021

Typing.lkでは、実際のプログラムにそったタッチタイピングの練習できます。
e-typingとmyTyping(プログラミングタイピング)を学習した後の総仕上げです。

上部メニューの「Code」を選択すると、プルダウンで学習したいプログラミング言語が出てきます。
ここで選択したうえで、表示されているプログラム通りに入力して学習します。
※Codeの練習ではキーボード配列や指の表示がないので、最後の総仕上げとして利用してください。

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